蔵のある真壁町（現 桜川市真壁町）を盛り上げたい、という意味を込めて付けられた酒名「真上」。徐々に注目を集め始めています。
36歳の若手蔵人・臼井卓二さんがベテラン南部杜氏指導のもと、若い感覚と技術を駆使して初めて責任醸造に取り組み、今季令和２酒造年度に立ち上げたばかりの新しいブランドです。

山田錦を使用した純米吟醸酒を袋吊りで丁寧に搾ったお酒を原酒のまま丁寧に瓶火入れし、冷蔵庫の中でじっくりと囲って酒質を整えました。
袋吊りによる雑味の無い透明感が引き立ち、低温貯蔵によりきめ細やかで滑らかな舌触りのお酒に成長しています。

何よりも穏やかで綺麗な甘みとフルーティーな香りが程よく、大変印象的な味わいのお酒になっています。
あとからジワリと酸と仄かなビター感が出て、キレ味を演出します。
「真上」のブランドイメージを高めるに相応しい酒質になったかと思います。誕生したばかりの新ブランドをぜひ応援してください。