ブランド立ち上げから3年目のシーズンを迎える茨城県桜川市真壁町の村井醸造の「真上（しんじょう）」の今後を占うR4BYの新酒の第2弾、こちらは火入れをしていない「生酒」バージョンです。

ベテラン南部杜氏の指導の下、醸造責任者として36歳の蔵人、臼井卓二さんが初めて取り組んだ専門店限定流通ブランド「真上」。
2年目に比べて、劇的なまでに酒質の向上と進化が感じられるデビュー3年目となりました。
硬質米で味わいを引き出すのが難しいと言われる茨城県独自の酒造好適米「ひたち錦」を使用し、丁寧なもろみ管理で溶かしながらも綺麗な味わいに仕上げています。

仄かに干しブドウのような果実のエステル香があり、ほんのりとした甘み、後に新酒らしい若々しい酸とビター感が切れ味となります。
直汲みならではのガス感はさほど強くありませんが、フレッシュで綺麗なまとまりのある新酒に出来上がったと思います。

良い酒を造りたいという真面目さとひたむきさ、そして努力の足跡がしっかりと出来上がったお酒に反映されています。
まだまだ無名の新しいブランドですが、茨城のニュースターとなる可能性を十分に秘め、筑波山の峰間に燦然と輝く朝日「ダイヤモンド筑波」の如く、将来の進化が大変楽しみなブランドです。
ぜひ皆様の応援をどうぞよろしくお願い致します。